11月23日は勤労感謝の日、ですね。昭和23年に制定された国民の祝日に関する法律第2条が根拠で、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としたものとのことです。

共稼ぎ世帯数の増加

私の年齢の影響もありますけれど、子供の頃、勤労感謝の日というと父親に対する感謝の日だと思っていたと思います。父親が働き、母親は家を守るという時代が長く続いていました。

男女共同参画白書平成30年版の共稼ぎ等世帯数の推移をみると、昭和55年には「男性雇用者と無業者の妻からなる世帯」は1,114万世帯、「雇用者の共稼ぎ世帯」が614万世帯でした。

その後前者は右肩下がり、後者は右肩上がりとなって、平成9年以降は一貫して共稼ぎ世帯が上回り、平成29年には「雇用者の共稼ぎ世帯」が1,188万世帯、「男性雇用者と無業者の妻からなる世帯」が641万世帯となりました。昭和55年の数字が40年近い年数を経て完全に逆転した格好となっています。

http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-03-04.html

互いに感謝しあって

さて、共稼ぎ世帯の皆さん、”互いに感謝しあって”いますか?

心の中で思っていても、案外言葉にしていなかったりしませんか?子供が小さい頃は、「お父さん、お母さんありがとう」と言ってくれることもあったかもしれませんが、そうしたことも遠のいている方も多いのではないでしょうか。

2人とも疲れていると、つい、相手がやって当然、と「ありがとう」の一言を忘れてしまいがち。是非是非、互いの感謝の言葉、かけあってください。

勤労という言葉

それにしても働き方改革、AIの登場と、働くということ自体が大きく変わってきている昨今、「勤労」という言葉も、ちょっと古めかしい感じがしますね。

デジタル大辞泉によると、勤労とは1.心身を労して仕事にはげむこと、2.賃金をもらって一定の仕事に従事することだそうです。

もちろん、仕事は一生懸命ですけれど、「心身を労して」「はげむ」という自己犠牲のニュアンスは少々時代に合わない気がしています。英語ではlaborやworkとなるのでしょうが、労働と勤労はまた少しイメージが違っていて、日本語って難しいものですね。

自分へのご褒美も含め、頑張る自分を癒しましょう!