
永平寺のお守り
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
お守り
初詣はお参りはもちろん、去年のお守りを収め、新しいお守りを買うのも楽しみのひとつですが、皆さんはいつも決まったお守りになさいますか?寺社によっては新しいお守りも売られるようになり、どれにするか目移りしますね。
実は、私は福井県の永平寺を訪れる機会があり、珍しいお守りに出会いました。迷わず手にしたのが写真の「職守」です。今年一年、私自身と皆様が安心して職に就いていられるよう、お守りくださると思っています。
お守りは、持っているだけで守られているような気持ちになれますので、そのこと自体が私にとっては大きなご加護です。
職場における“守られている”感覚の希薄化
長年に亘って様々なご相談を承ってきて、厳しいグローバル競争と生き残りのための絶え間ない組織改革の中で、職場環境や人間関係が何か落ち着きのないものとなり、働く方たちが“守られている”感覚を持つことが次第に難しくなってきたように感じています。
「守」には「持ちこたえる」(例:保守)、防ぎ守る(例:守備)、保護する(例:守護)、大切にする(例:遵守)、役目・職務(例:子守)など、様々な意味があります。
どれもこれもワークライフバランスを追及しながら、長いキャリアを形成する上で鍵となる言葉ですね。
世の中の変化の速さが加速度的になってきている感覚ですが、そんな時代だからこそ「守」ることの意味が一層際立つように思います。
皆様にとりまして素晴らしい一年となりますようお祈りいたします。